チアポンポンの作り方。100均のテープで崩れないポンポンを作る

チアポンポンの作り方。100均のテープで崩れないポンポンを作る 親の疑問・お役立ち

教室から配られたお知らせプリントの隅に、「ポンポンはご家庭でご用意ください」の一行を見つけた夜。100均に行けばいいのはわかっても、何を買えばいいのかで手が止まります。

テープを切って、巻いて、真ん中を結んで広げる。それだけのはずなのに、出てくるのは平たくてぺしゃんとしたかたまりです。振っているうちに結び目がゆるんで、毛がバラバラ落ちてくることもあります。

まん丸にふわっと広がるかどうかも、本番までバラけずにもつかどうかも、変わるのは巻く回数と、結ぶ位置と、最後にどこまで細くほぐすかです。器用さはあまり関係ありません。

ちなみに練習用なら手作りで足ります。教室から色や素材の指定が出ているときだけ、市販品を見に行くほうが早いです。

  1. まず、100均で何を買えばいい?
    1. テープは、スズランかメッキのどちらかに決めます
    2. あとは、ビニールテープと結束バンドがあれば足ります
    3. 作るのは1個じゃなくて、両手ぶんの2個です
  2. スズランテープで作るなら、細く裂くのはいちばん最後です
    1. ①芯は、仕上げたい毛の長さの2倍で用意します
    2. ②テープは幅のまま、40〜60回巻きます
    3. ③中央をきつく結びます
    4. ④芯から抜いて、両端の輪を切り開きます
    5. ⑤毛をいっぽうに集めて、結び目を持ち手にします
    6. ⑥最後に、1枚ずつ細く裂いていきます
  3. メッキテープで作るときは、ここだけ変わります
  4. せっかく作ったのに、ぺったんこになってしまうとき
    1. 巻き数が足りないとき
    2. 結ぶ位置がずれているとき
    3. ほぐしが甘いと、いつまでも広がりません
  5. 本番でバラけたり、持ち手が回ったりしないように
  6. 振ってみて重そうなら、量を減らしてみてください
    1. 重すぎると、腕の高さが下がってきます
    2. 完成したら、一度持たせてみます
  7. 作ったあと、どこにしまっておく?
  8. 作るか、買うかで迷ったら
  9. 最後の曲まで腕が上がっている子は、何が違う?
  10. よくある質問
    1. 両手ぶんの2個を作るのに、どのくらい時間がかかりますか?
    2. 汚れたら洗えますか?
    3. いつまでに作っておけばいいですか?
    4. チームの人数分をまとめて作ることになったら?

まず、100均で何を買えばいい?

必要なものは意外と少なく、100均の手芸コーナーと荷造りコーナーで一通りそろいます。買う前に決めておきたいのが、毛の部分に使うテープをどちらにするかです。

テープは、スズランかメッキのどちらかに決めます

スズランテープは、荷造りに使う幅5センチほどの平たいテープです。薄くて軽く、細く裂くとふわっと広がります。1巻きの値段が安いので、失敗してもやり直しがききます。

メッキテープは、細いリボン状で光沢があります。ステージの照明の下でキラキラと目立つかわりに、同じ本数ならスズランテープより重くなります。手芸コーナーかラッピングコーナーのあたりにありますが、置き場所は店によって違いますし、扱っていない店もあります。

迷ったら、小学校低学年くらいまでは軽いスズランテープ、見た目の華やかさを優先したいならメッキテープです。どちらかに決めてから買うと、このあとの手順で迷わずにすみます。

あとは、ビニールテープと結束バンドがあれば足ります

持ち手を巻くビニールテープと、中央をしばる結束バンド。結束バンドは無くてもよく、テープを1本多めに切り出してひも代わりにしても結べます。ハサミと、巻きつける台になる厚紙は家にあるもので間に合います。

つまり買い足すのは、毛になるテープ、ビニールテープ、結束バンドの3点です。持ち手を長くしたいなら、割り箸を1本足しておきます。色は教室の指定があればそれに合わせ、なければ衣装の色から選びます。2色をよじったタイプが置いてあることもあるので、単色で物足りなければそちらも見てみてください。

作るのは1個じゃなくて、両手ぶんの2個です

チアのポンポンは両手に1つずつ持ちます。材料も作業時間も2個ぶん見ておいてください。ここを1個で計算すると、店にもう一度戻ることになります。

スズランテープなら、パッケージの長さ表示を見て50メートル以上のものを1巻き。短いものしかなければ2巻きで足ります。メッキテープは2個で25メートルほど使うので、こちらも表示と見比べてから選びます。ビニールテープは1巻きで2個ぶんまかなえます。

スズランテープで作るなら、細く裂くのはいちばん最後です

いちばん多い失敗が、買ってすぐテープを細く裂いてしまうことです。細い状態では台にきれいに巻けません。幅のまま巻いて、結んで、切って、最後に裂く。この順番で進めます。

①芯は、仕上げたい毛の長さの2倍で用意します

芯というのは、テープを巻きつける台のことです。厚紙でも、丸めた雑誌でもかまいません。ここで大事なのが幅の決め方で、芯の幅の半分が、そのまま毛の長さになります。毛を12センチにしたいなら、芯の幅は24センチです。

A4の厚紙なら、長いほうの辺(約30センチ)に巻けば毛は15センチ、短いほうの辺(21センチ)に巻けば毛は10センチほど。小学校の低学年から中学年なら12センチ前後、園児なら8〜10センチくらいが振りやすい長さです。

②テープは幅のまま、40〜60回巻きます

芯にテープをぐるぐると重ねて巻いていきます。回数の目安は40〜60回。小さい子に持たせるなら30回前後で足ります。

幅24センチの芯だと1周で約50センチ使うので、50回巻けば1個で25メートルほど。両手ぶんで50メートルという計算です。買うときの目安はここから出ています。

巻く回数が多いほど華やかになりますが、そのぶん重くなります。迷ったら50回で1個目を作り、実際に持たせてみてから2個目で増やすか減らすかを決めると失敗しません。

芯の中央に、両側から浅い切り込みを入れておくと、次に結ぶひもがずれずに止まります。

③中央をきつく結びます

巻いたままの状態で、束の真ん中を1周させて固く結びます。結ぶひもは、厚紙と束のすきまに端から差し込むと通ります。

結ぶ前に、左右の長さがそろっているか目で確かめます。ここがずれると、片側だけ膨らんだ形になります。

結び目がゆるいと、振っているうちにほどけます。指で押さえながら、これ以上締まらないところまで引きます。もう動かない、という手ごたえが出れば大丈夫です。

④芯から抜いて、両端の輪を切り開きます

結べたら、束を芯からそっと引き抜きます。この時点では両端が輪でつながっているので、その折り返しをハサミで切り落とします。

切ると、結び目から毛先までが芯の幅の半分になります。芯幅24センチなら毛は12センチほど。ここで初めて長さが決まります。

輪のまま仕上げる作り方もありますが、まん丸に近づけたいなら切り開くほうです。

⑤毛をいっぽうに集めて、結び目を持ち手にします

切り開いた直後は、結び目を境にして毛が左右へ広がっています。全部が毛に見えて、どこを持てばいいのか分からなくなるのがこの場面です。

まず、結び目を上にして束を持ちます。そのまま、左右に分かれた毛を下へなでつけるように集めます。かさが半分になって、結び目が束のいちばん上に来ます。ここが持ち手になる部分です。

集めたら、結び目のまわり2〜3センチをビニールテープで2〜3周巻きます。軽く巻くのではなく、指で押さえながら引っぱり気味に。巻くのは結び目の上だけなので、毛の長さは12センチのまま変わりません。

握ってみて短くて頼りなければ、毛を集めるときに割り箸を1本、結び目に沿わせて一緒に巻き込みます。持ち手が5センチほど伸びて、小さい手でも握りやすくなります。

⑥最後に、1枚ずつ細く裂いていきます

手作りポンポンのスズランテープを1枚ずつ細く裂いて広げている手元

ここがふわっと広がるかどうかの分かれ目です。幅5センチのままだと、何回巻いてもぺったりしたままで終わります。

1枚を指先で5ミリくらいの細さまで裂いていきます。根元を軽く押さえ、毛先から根元に向かってクシやフォークでとかすように下ろすと早く進みます。

まとめてつかんで一気にやろうとせず、1枚ずつ手前に引き出しながら裂くのがコツです。中央から右側、次に左側、最後に真ん中の重なりの順で進めると、やり残しが出ません。

全部裂き終えたら、下に向けて何度か振ってみます。毛が広がって、丸みが出てきます。

この裂く工程と、芯に巻く工程は子どもでも手伝えます。いちばん時間がかかるのもここなので、二人でやると早く終わります。ハサミを入れるところと、結び目をきつく締めるところだけ手を出しておくと、形がそろいます。

メッキテープで作るときは、ここだけ変わります

メッキテープは芯を使いません。毛の長さの2倍に少し足した長さに切りそろえます。毛を12センチにしたいなら25センチ前後です。

それを50本ほど束ね、中央をきつく結びます。あとはスズランテープと同じで、毛をいっぽうに集めて、結び目のまわりをビニールテープで巻けば完成です。もともと細いので、裂く工程はいりません。

50本で薄く見えるようなら、同じ長さの束をもう1つ作って、中央で一緒に結び直せば足せます。切ってから足せるので、最初から多く切りすぎなくて大丈夫です。

運動会用の小さめサイズにしたいときは、長さを20センチ前後にして本数も少し減らすと、小さな手でも扱いやすくまとまります。

せっかく作ったのに、ぺったんこになってしまうとき

手順どおりに作ったつもりでも、丸くならないことがあります。たいていは巻き数かほぐし方です。結ぶ位置がずれていることもあります。

巻き数が足りないとき

毛の量が少ないと、どれだけ裂いても丸くはなりません。作り直さなくても、同じ長さの束をもう1つ作って、中央で一緒に結び直せば足せます。

結ぶ位置がずれているとき

結び目が中心から外れていると、片側だけが膨らんで見えます。切り開く前なら、ほどいて結び直すのがいちばん早い直し方です。

ほぐしが甘いと、いつまでも広がりません

何枚かまとめてつかんで一気に広げると、テープが重なったまま固まります。面倒でも1枚ずつです。裂く幅が太いままでも広がらないので、細すぎるかなと思うくらいで裂いてみてください。

本番でバラけたり、持ち手が回ったりしないように

作った直後はきれいでも、練習や本番で振っているうちに結び目がゆるみ、持ち手がくるくる回り出すことがあります。

中央の結び目の上から結束バンドを1本足しておくと、緩みにくくなります。持ち手のビニールテープも、1周では回ります。2〜3周重ねて留めます。

作ってすぐは気づきにくいので、翌日にもう一度、思いきり振って確かめます。ここでゆるむようなら、本番でもゆるみます。

当日そろえておきたいのはポンポンだけではありません。動いても崩れにくい髪型については、チアの髪型、激しく動いても崩れにくくする結び方でまとめています。

振ってみて重そうなら、量を減らしてみてください

完成した手作りのポンポンを自宅で振ってみる女の子と見守る母親

重すぎると、腕の高さが下がってきます

ボリュームがあるほど映えると思われがちですが、大事なのは振れるかどうかです。重すぎたり握りにくかったりすると、腕が疲れて動きがだんだん小さくなります。

年齢や手の大きさによって、無理なく振れる量は変わります。持ち手をしっかり握るのがまだ難しい子なら、本数を減らすか、毛を短めにしたミニサイズに。保育園や幼稚園の応援グッズなら、このミニサイズで十分に見栄えがします。手順は同じで、数を少なくするだけです。

反対に、しっかり握れる子なら本数を増やしても大丈夫です。

完成したら、一度持たせてみます

できあがったその日に、何度か振ってもらいます。腕の高さが下がってこないか、最後まで動かせそうかを見てあげてください。

見た目の華やかさより、最後まで元気に振れることのほうが、発表会や運動会では効いてきます。

作ったあと、どこにしまっておく?

置き場所も、意外と見落とされます。袋にぎゅっと詰め込むと、せっかく裂いたテープがつぶれて元に戻りません。

箱か大きめの袋に、形をつぶさないまま入れておきます。しばらく使わなかったときは、当日の朝に1枚ずつ軽くほぐし直すと、広がりが戻ります。

作るか、買うかで迷ったら

練習用なら手作りで十分です。ただ、本番用に教室から色や素材の指定がある場合は、色味をぴったりそろえるのが難しいので、市販品のほうが安心できます。

材料費だけを見れば手作りが安く上がります。とはいえ2個で1時間半前後はかかるので、その時間をほかの準備に回したいなら、買ってしまうのもひとつの選び方です。

ポンポンができて、衣装と髪型が決まったら、残るのは顔まわりです。ステージの照明の下は思っているより顔の色が飛ぶので、どこまでメイクをするかは早めに決めておくと慌てません。キッズダンスメイクのやり方、100均アイテムで発表会用に仕上げるにまとめています。

最後の曲まで腕が上がっている子は、何が違う?

発表会のステージで、手作りのポンポンを持って腕を高く上げて踊るチアの女の子

発表会の会場では、最後の曲まで腕が上がったままの子と、途中からだんだん下がってくる子がいます。同じくらいの重さのポンポンを持っていてもです。

腕だけで振ろうとすると、先に肩が疲れます。体ごと動かせている子は、終わりのほうでも高さが残っています。ポンポンを軽く作るのは、その手前でできる工夫のひとつです。

腕が下がってこない子は、体をどう使っているのかで、そのあたりをまとめています。

よくある質問

両手ぶんの2個を作るのに、どのくらい時間がかかりますか?

材料をそろえたあとの作業時間で、1個あたり30分から1時間くらい、2個だと1時間半前後を見ておくとよさそうです。巻いて結ぶところは10分ほどで終わりますが、最後に1枚ずつ細く裂く工程に時間がかかります。テレビを見ながらできる作業なので、家族で手分けすると早く終わります。

汚れたら洗えますか?

テープ自体は水にぬれても傷みません。ただ、細く裂いた毛が絡まって、広がりが戻りにくくなります。汚れた部分だけ、固くしぼった布で軽くふいてから乾かすのがおすすめです。

いつまでに作っておけばいいですか?

遅くとも1週間前を目安にしてください。直前だと、材料が売り切れていたときに立て直せません。早めに作っておけば、一度練習で使ってみて、重さや持ち手を調整する時間も取れます。

チームの人数分をまとめて作ることになったら?

先に色とサイズを決め、テープをまとめ買いしておきます。芯にする厚紙を同じ幅で切って全員に配ると、仕上がりの長さがそろいます。作業は「巻く係」「結ぶ係」「裂く係」と工程で分けると、手順のばらつきが減ります。

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